モデルスペースでユーザー座標系に合わせて画面た回転するようにシステム変数UCSFOLLOWをオンにし、ユーザー座標系を設定し、その設定にJagaimo Viewと名前を付けるコマンドを作ります。
AutoLISPプログラム
(defun c:UCS-Jagaimo ()
(if (= 0 (getvar "UCSFOLLOW"))
(progn
(setvar "UCSFOLLOW" 1)
(alert "UCSFOLLOW をオンにしました")
)) ; progn if
(command-s "._UCS" pause pause pause )
(command-s "._UCS" "NA" "S" "Jagaimo View")
(princ))
AutoLISPの説明
モデルスペースで、USCで画面を回転を回転させるために、システム変数UCSFOLLOWを1にします。
システム変数はAutoCADの設定をコントロールするものです。
ユーザーの気づかぬうちに設定が変わっていた。というのは避けたいことなので、UCSFOLLOWがオフになっていた場合は、「UCSFOLLOW をオンにしました」 とアラートメッセージを出しています。
その後、AutoCADコマンドUCS[UCS 管理] を使い、ユーザー座標を設定し、そのユーザー座標系の名前をJagaimo Viewとしました。
名前を付けた座標系は、他の座標系にした後でも、ビューキューブの下の所のプルダウンメニューで簡単に戻ることができるようになります。
ビューキューブが無い!!と言う方は、NAVVCUBE[ViewCube 切替]で[オン(ON)]にすると出てきます。
UCSFOLLOWは、ビューポート毎に設定できます。
オン(1)になっている場合は、ビューポートをユーザー座標系に回転させるのに便利です。
しかし、ビューポートをロックせずにUCSFOLLOWオンにしたままだと、他のビューポートで座標系をを変えた時に影響を受けるので、ビューポートで使う時には、回転後はビューポートのUCSFOLLOWはオフ(0)か、ビューポートロックをかけておいた方が無難です。
元の座標系に戻りたいとき
元々の座標系はワールド座標系と呼ばれています。
ビューキューブの下の所のプルダウンメニューでワールド座標系に戻ることができます。
コマンドUSCをで、ワールド[W] オプションを選ぶことでも戻ることができます。
ワールド座標系に戻るコマンドのAutoLISPコマンドについてはコチラの記事を参考にしてください。
まとめ
- 今回は、システム変数UCSFOLLOWを1にして、ユーザー座標系を設定して、その設定に名前を付けるAutoLISPコマンド。
- UCSFOLLOWはビューポート毎に設定できる。
- UCSFOLLOWがオンでロックもされていないと、他のビューポートの座標系変更したときに影響を受けるので注意。
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