ブロックを書き出して1つのdwgファイルにする方法です。
ブロックを挿入するコマンドを作るとき、ファイル内にブロックが無くても、書き出ししたファイルが検索パス内にあるフォルダに保存されていれば挿入できます。
AutoLISPでブロック挿入
AutoLISPで特定のブロックを挿入するコマンドを作った時、図面内にそのブロックがあるか、検索パス内にあるフォルダに無ければ挿入できません。
図面内にそのブロックが無いことも想定して、そのブロックを書き出して検索パス内にあるフォルダに保存することをおススメします。
コマンドWBLOCK では、ブロックを図面ファイルにしてフォルダに保存できます。
そして、その図面ファイルが検索パス内にあるフォルダに保存されていれば、図面内にブロックが無くても、挿入コマンドで挿入することができます。
AutoCAD コマンド WBLOCK [ブロック書き出し]
WBLOCKを実行すると、ダイアログボックスが出てきます。
作成元
何を書き出すかを選びます。
書き出したいブロックを選択してからWBLOCKを実行していれば、すでにそのブロックが書き出す対象として選択されています。
書き出し先
書き出したdwgファイルを保存する場所です。
挿入単位
ブロック定義をするときと同じように、挿入単位を設定できます。
OKボタンを押すと、書き出し先に選択したブロックがdwgファイルとして保存されます。
検索パス内にあるフォルダに保存
検索パス内にあるフォルダがよくわからない。と言う方は、コチラの記事の
方法4 サポートフォルダに入れて他のLispから読み込む
を参考にしてください。
まとめ
- 図面内にあるブロック、検索パス内にあるフォルダに保存されているブロックは挿入コマンドで挿入できる。
- AutoLISPでブロックを挿入するコマンドを作った時には、図面内にブロックが無いことも想定して、検索パス内にあるフォルダに保存した方がいい。
- ブロックは、コマンドWBLOCKで書き出してファイルとして保存できる。
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