Jagaimo
AutoLISP関数 “command-s” “command” のVLISPバージョンです。
Visual LISP 関数 vl-cmdf
VLISP 関数 vl-cmdf はAutoCADコマンドを実行する機能があります。
AutoLISP関数、command-s のVLISP版です。
- pause を入れると、その部分はユーザー入力
- ダブルクォーテーション2つ ” ” がエンターキー（スペースキー）の役目
など使い方はAutoLISP command-s と同じです。
AutoLISP関数との違い
引数にエラーが合った場合
tcommand-s を使った場合、まずAutoCADコマンドを実行され、引数にエラーが合った場合、AutoCADコマンドがエラー中止されます。
vl-cmdfを使った場合、AutoCADコマンドが実行される前に引数が評価されます。
引数にエラーがあった場合、コマンド実行前にエラーを検出し、AutoCADコマンドは実行されません。
vl-cmdf でないと正常に動作しないコマンドがある
公式によると、
AutoCAD コマンドの中には、vl-cmdf 関数から呼び出すと正常に動作し、command 関数から呼び出すと失敗するものがあります。
AUTODESK ヘルプページ
VLISPでないと正常に動作しないAutoCADコマンドがあるそうです。
ちなみに、私は今の所はcommandで使えないAutoCADコマンドには出会っていないです。
見つけたらここに挙げます。
まとめ
- VLISP関数 vl-cmdf はAutoCADコマンドを実行する機能がある。
- AutoLISP関数 command、command-s とほぼ同じ機能。
- vl-cmdf は引数にエラーが合った場合、AutoCADコマンド実行前にエラー中止になる。
- command では使えないAutoCADコマンドも実行できる。
Comments