読み込んだ自作AutoLISPはコマンドラインにコマンド名入力で実行できますが、コマンドが多くなってくるとコマンド名を覚えるのも大変ですね。
CUI (カスタマイズ ユーザー インターフェイス）のコマンド一覧に入れておくと、右クリックメニューやリボンなどに自作コマンドをアイコン付きで入れたり、ショートカットキーの割り当てができるようになります。
CUI (カスタマイズ ユーザー インターフェ―ス）
コマンド CUI[ユーザ インタフェースをカスタマイズ] を実行するとウィンドウが出てきます。
CUI (カスタマイズ ユーザー インターフェース）
その名の通り、インターフェースをいろいろカスタマイズできる便利なものです。
今回は、ここのコマンド一覧にAutoLISPで作成した自作コマンドを足す方法を紹介します。
コマンド一覧に自作コマンドを登録すると、ショートカットキーを割り当てたり、
右クリックで出てくるメニューや、
メニューバー、リボン、ツールバー、クイックツールバー、ツールパレットなどに自作コマンドをアイコン付きで入れることができます。
コマンドの登録
例として、ブロック名変更のコマンド “BlkRename” をコマンド一覧に登録します。
まず、コマンド一覧にある、「新しいコマンドを作成」ボタンをクリックします。
すると、右側のプロパティの所に、下図のように新しいコマンドの詳細が出てくるので、アイコンを選び、名前 説明 コマンド表示名 マクロを入力していきます。
アイコン RENAME[名前変更]のアイコン
名前 Block Rename
説明 Re-Name a Block (JagaimoLISP)
コマンド表示名 BlkRename
マクロ ^c^c_BlkRename
と設定した場合です↓↓↓
アイコン (省略可）
アイコンは既存コマンドRENAME[名前変更]のアイコンを使いました。
オリジナルアイコンにしたい場合は、「編集」ボタンを押すとアイコンの編集ができます。
省略するとアイコンが空白のボタンになります。
名前
名前は下にある図のように、アイコンと一緒に表示される名前です。
今回の例では”Block Rename” と設定しました。
説明/コマンド表示名 （省略可）
説明とコマンド表示名は、アイコンをクリックせずにカーソルをリボンやツールパレットのアイコンに合わせた時に出てきます。
説明はこのコマンドは何をするための物かの説明です。
ここでは、Re-Name a Block (JagaimoLISP)と入れました。
コマンド表示名は、コマンドラインに入力して実行するときに使うコマンド名の説明です。
AutoLISP (defun c:コマンド名 ()……. で設定したコマンド名を入れて下さい。
今回の場合はBlkRenameです。
説明とコマンド表示名は省略可能です。
省略した場合は、カーソルを合わせるとコマンド名だけ出てきます。
マクロ
マクロはコマンド実行するプログラム的なものです。
^c^c_BlkRename
このように、^C^C_に続けてAutoLISP (defun c:コマンド名 ()……. で設定したコマンド名を入れて下さい。
^C^C ESCボタンを2回（何か実行中だとしてもキャンセルしてコマンドを実行できる状態にする）
_BlkRename コマンドBlkRenameを実行
という意味です。
まとめ
- AutoLISPコマンドをCUIのコマンド一覧に登録しておくとインターフェースに組み込むことができる。
- コマンド”CUI”で、カスタマイズ用のウィンドウが出てくる。
- 新規コマンド作成ボタンを押し、コマンド名、マクロ等必要事項を入力していく。
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