プログラム内にパソコンが読み込まないメモを書けるよ。
コメントアウトとは
プログラムの中に書き込んでも、パソコンが読み込まない部分のことです。
プログラミングコードはパソコンが理解できるように書いていきますが、コメントアウトは人間が理解しやすいようすることが目的で書きます。
通常、AutoLISPの文法に沿っていないコードが書かれていると読み込みエラーになります。しかし、コメントアウト部分はパソコンが読み込むときに無視するので、何を書いてもOKです。
覚え書きや、部分的に消したいけれど後から戻すかもしれない部分に使うと便利です。
; セミコロン
セミコロンからの後ろは、改行するまで読み込まれません。なので、; セミコロン以降はその行には読み込ませたいプログラムを入れることはできません。
行を変えると無効になって読み込まれるようになります。
;| |; セミコロン&パイプ
改行関係なく、;| から |; まで読み込まれません。 |; 以降は同じ行でも読み込まれます。
例えば
現在の画層名をメッセージボックスで表示するコマンド” GASOU ”を用意しました。
(defun c:GASOU ()(alert (getvar “clayer”)))
これに、コメントアウトを使ってメモ足します。
;|Jagaimo Lisp メッセージボックスで現在画層名を表示するコマンド|; (defun c:GASOU () ; でコマンド定義 コマンド名はGASOU (alert ;|メッセージボックスに表示する文字列|;(getvar "clayer")) ;(getvar "clayer")の戻り値は現在画層名(文字列) ) ;関数defunの閉め コマンドGASOU終わり
; から改行まで、 ;| と |; の間は読み込まれないので、青マーカー部分はコメントアウトで読み込まれません。
慣れるまではこうして一つ一つのコードがどう働いているのか書き込んでいくとプログラミングの流れを理解しやすいです。
慣れてくるとここまでメモ書きは必要なくなってきますが、効率的にコメントアウトを使ってメモをして、後から見ても、他人が見てもわかりやすいプログラミングを心掛けましょう。
閉じ)が何の関数の終わりだとか、滅多に使わない関数を使うときはその説明などなど、メモしておくと後で修正しやすいです。
セミコロン、パイプは半角英数字でないとコンピューターが読み込めないから注意してね。
コメントアウトの中身は読み込まないから何でもいいけど。
まとめ
- コメントアウトはパソコンは読み込まない、人間が読むためのメモ書き部分。
- ; の後は改行まで読み込まれない
- ;| と |; の間は改行関係なく読み込まれない。
- コメントアウトを上手く使ってメモしておくとわかりやすいプログラミングになる。
- ; ;| はパソコンが読んでコメントアウトの始まり終わりを認識する部分なので、半角英数字でないといけない。
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