AutoLISPは、シンプルにショートカットコマンドを作るのにも使えます。
あれこれプログラムしなくても、よく使うコマンドのショートカットコマンドを作るだけで作業がラクになりますよ~。
予備知識
AutoLISPでショートカットコマンド
コマンドのショートカットコマンドを作るのにも、AutoLISPは役に立ちます。
ショートカットコマンドとは、LINEはL、ARCはAなど、コマンドをすべて入力しなくてもコマンドが実行できる短縮形です。
本来はacad.pgpを編集して定義するのが一般的なようですが、AutoLISPを使っている人は、AutoLISPで定義した方が簡単なのではと思います。
例えば
コマンドHIDEOBJECTS [オブジェクト非表示] とUNISOLATEOBJECTS[オブジェクト選択表示終了]を私はよく使います。
よく使うコマンドは左手の範囲のキーだけで入力できるようにするとラクです。
この例では、オブジェクト非表示をHH、そして非表示にしたオブジェクトを表示するコマンドをHHCに設定しています。
AutoLISPプログラム
(defun c:HH ()
(command-s "._HIDEOBJECTS")
(princ))
;------------------------------
(defun C:HHC ()
(command-s "._UNISOLATEOBJECTS")
(princ))
AutoLISPの説明
(defun c:HH ()
使いたいショートカットコマンド名でコマンド関数の定義をします。
(command-s "._HIDEOBJECTS")
そして、使いたいコマンドを、command-s 関数で実行するだけです。
ショートカットコマンドの便利さ
もちろん好みがありますが、マウスでアイコンをクリックよりも、なるべくキーボード入力する方が慣れると断然速いです。
よく使うコマンドのショートカットコマンドを作ると、さらに作業時間の短縮につながります。そしてラクです。
さらに私はプログラマブルテンキーも使っています。
各キーに割り付けることができて、キーカバーを外して中に紙を入れてオリジナルキーにできます。一時オブジェクトスナップを設定することもできるし、本当にすごく便利でおススメです。
まとめ
- AutoLISPは、新しい自作コマンドを作るだけでなく、ショートカットコマンドを作るのにも便利。
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