ユーザー座標系からワールド座標系に戻すコマンドを作ります。
コマンドの内容
ユーザー座標系(UCS: User Coordinate System)を使って座標から、ワールド座標に戻すコマンドです。
AutoLISP プログラム
(defun c:world ()
(command-s "._UCS" "_W")
(princ))
AutoLISPの説明
AutoCADコマンドのUCS[UCS 管理]で、オプション [ワールド(W)] を選択します。
AutoLISPを始めたばかりで、条件式とかシステム変数とか読む気にならない。という方でも、普段なする作業でどんなコマンドオプションを使っているのか考えて、コマンド実行だけで、よく使うオプション選択もできるようにすると、一つ一つはほんの数秒のことですが、積み重なると作業が楽になりますよ。
各コマンドにどんなオプションがあるのか知るには、コマンド実行時にコマンドラインにでてくるし、公式サイトで確認すると各オプションが紹介されています。
まとめ
- 今回は、UCSをワールドに戻すコマンド。
- command を使ってAutoCADコマンドを実行してオプション選択するだけのプログラムでも、作業を効率化できる。
Comments