-xrefで、すべての外部参照を再ロードするコマンドを作ります。
ワイルドカード”*”を使って、”全て”を指定します。
予備知識
コマンドの内容
AutoCADのコマンド、-XREF[外部参照] を使って、オプションの[再ロード(R)]を選択し、すべてのファイル名を指定するコマンドを作ります。
このコマンドを実行すると、外部参照なっているすべてのファイルが再ロードされます。
Jagaimo
外部参照の再ロードは、外部参照しているファイルに変更があった時に、読み込み直すことだよ。
AutoLISP プログラム
(defun c:xx ()
(command-s "._-xref" "_R" "*")
(princ));defun
コマンド名は xx になっています。
AutoLISP の解説
コマンド -XREF
(command-s “._-XREF” “_R” “*”)
ここでは、AutoLISP関数 command-s を利用してAutoCADコマンドの-XREF[外部参照]を実行しています。
そして、オプションの [再ロード(R)]を選び、ファイル名の指定では、ワイルドカードの “*” を使っています
ワイルドカード ⋆(アスタリスク)
* (アスタリスク)は、文字列を指定するときなどに、すべての文字にマッチするワイルドカードと呼ばれるものです。
例えば、
- “*ABC” と指定したならば、最後にABCが付くもの全部と言う意味になります。
- “ABC*” と指定したならば、最初にABCが付くもの全部と言う意味になります。
- “*ABC*” と指定したならば、文字列のどこかにABCが付くもの全部と言う意味になります。
- “*” と指定したならば、全部と言う意味になります。
今回は、外部参照されているファイルすべてなので、アスタリスクをファイル名として入れています。
まとめ
- 今回のコマンドは、-XREF[外部参照] を使って、すべての外部参照を再ロードするコマンド。
- * (アスタリスク) はワイルドカードと呼ばれ、何でもマッチする特殊文字。
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