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【AutoLISP DXF情報】文字スタイル情報を得る 関数 tblsearch

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AutoLISP
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entgetでは、図形が持つDXF情報を得ることができました。

tblsearch では、文字、寸法、線種、画層などのDXF情報を得ることができます。

今回はtblsearch で得た文字スタイル情報についてです。

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AutoLISP関数 tblsearch

AutoLISP関数 tblsearchは、文字スタイル、寸法、線種、画層などスタイルのDXF情報を得る機能がある関数です。

それらの情報を得ることで、現在の各種スタイルや文字スタイルなどの設定を得ることができます。

tblsearchでDXF文字スタイル情報を見る

((0 . "STYLE") (2 . "Standard") (70 . 0) (40 . 0.0) (41 . 1.0) (50 . 0.0)
(71 . 0) (42 . 2.5) (3 . "txt") (4 . ""))

各番号と情報

(0 . “STYLE”)

グループコード 0 は、テーブル名です。tblsearchで使ったテーブル名が入ります。
画層(STYLE)で検索したので、“STYLE”の情報です。

(2 . “Standard”)

グループコード 2 は、文字スタイル名です。文字スタイル名”Standard”を検索しました。

(70 . 0)

グループコード 70は、ビットコードと呼ばれる値で、いろんな情報の足し算の値になります。

  • 4 縦書き
  • 16 xref の文字スタイル
  • 32 問題なく外部参照されている文字スタイル(16とセット)

これらの値が合算されたものがここに現れます。

(40 . 0.0)

文字の高さ (文字高さ設定なし=0)

(41 . 1.0)

幅係数

(50 . 0.0)

傾斜角度

(71 . 0)

グループコード 71は、ビットコードと呼ばれる値で、いろんな情報の足し算の値になります。

  • 2 左右反転
  • 4 上下反転

(42 . 2.5)

最後に使った文字高さ

(3 . “txt”)

フォント名

(4 . “”)

ビッグフォント名 (なしの場合は空白)

まとめ

  • 関数tblsearchは、寸法、文字などのスタイルや画層などのDXF情報を得る機能がある。
  • 引数はテーブル名と欲しい情報のスタイル/画層名。
  • 画層のテーブル名は”style”。
  • グループコードと情報がセットになったDXF情報が戻り値。

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