計算
AutoLISPでは関数が最初に来るので注意。(普通の算数とは式の書き方が違います。)
+
引数:数値
戻り値:引数の数値の和
例:10と5を足す
(+ 10 5)
–
引数:数値
戻り値:1つ目の引数と2つ目の引数の差
例:10から5を引く
(- 10 5)
*
引数:数値
戻り値:1つ目の引数と2つ目の引数の積
例:10と5を掛ける
(* 10 5)
/
引数:数値
戻り値:1つ目の引数と2つ目の引数の商
例:10を5で割る
(/ 10 5)
1+
数値に1を足す
引数:数値
戻り値:引数の値に1を足された数
1-
引数:数値
戻り値:引数の値から1引かれた数
sin
引数:ラジアン単位の角度(数値)
戻り値:引数の角度のsin値
cos
引数:ラジアン単位の角度(数値)
戻り値:引数の角度のcos値
tan
引数:ラジアン単位の角度(数値)
戻り値:引数の角度のtan値
polar
始点から、指定した角度と距離離れた点を求める。
引数:点(リスト) ラジアン単位の角度(数値) 距離(数値)
戻り値:点(リスト)
例:点 (0, 0) から、60°(1.0472ラジアン)方向に2移動した点を求める
(polar (list 0 0) 1.0472 2)
angle
始点から終点の線分の角度を求める(ラジアン単位)
引数:始点(リスト) 終点(リスト)
戻り値:角度(ラジアン単位)
例:点 (0, 0) と点(1, 1.73205)を結ぶ線分の角度(ラジアン単位)を求める。
(angle (list 0 0) (list 1.0 1.73205))
distance
2点の距離を求める。
引数:点1(リスト) 点2(リスト)
戻り値:距離(数値)
例:点 (0, 0) と点(1, 2)の距離を求める。
(distance (list 0 0) (list 1 2))
度数⇔ラジアン
度数⇔ラジアンの変換は、計算式を自作関数にして自動読み込みにしておくと便利です。
以下は自作関数の例です。
Deg2Rad 度数⇒ラジアン値 引数:度数 戻り値:ラジアン値
(defun Deg2Rad (d) (/ (* d pi) 180.0))
例:点 (0, 0) から、60°方向に2移動した点を求める。
(polar (list 0 0) (Deg2Rad 60) 2)
Rad2Deg ラジアン値⇒度数 引数:ラジアン値 戻り値:度数
(defun Rad2Deg (r) (* 180.0 (/ r pi)))
例:点 (0, 0) と点(1, 2)を結ぶ線分の角度(度数)を求める。
(Rad2Deg (angle (list 0 0) (list 1 2)))